塗装出来ない屋根材があります。


取引先の業者様から下の屋根材の写真が送られてきて、塗装ができるかお問い合わせがありました。

こちらはケイミューの「セイバリーNEO」という製品で、非常にひび割れやすく、塗装だけではひび割れの発生は防げません。新しく屋根をふき替えるか、この上に別の新しい屋根材をのせる(カバー工法)かをお勧め致します。
セイバリーNEO.jpg

このほかにも、塗装しない方がいい屋根材が多数あります。

(塗装をお勧めしない代表的な屋根材)
・コロニアルNEO
・パミール
・コロニアルクアッド、グラッサ
・かわらU
・レサス
・グリシェイドNEO
・ザルフ、ザルフグラッサ
・アーバニー、アーバニーグラッサ
・シルバス




自宅の屋根にどんな製品が使われているのかを確かめる方法

(1)おうちの図面に「仕上げ表」というのがあれば、屋根に使用されている製品名が
  記載されている場合があります。

(2)塗装等の見積もりを依頼する際に業者に確認してもらう。
  塗装業者なら塗装できる瓦かどうか必ず確認するはずです。
  ※因みに塗装業者でも正確に判断できない(あるいは面倒なのでしない?)業者も
   実際に結構いますのでご注意下さい。



素材を的確に見極め、
しっかりと長持ちする塗料で大切な資産である住まい、ご家族を守る!
「愛する家族に安心をずっと。」  
それが弊社の思いです。
愛する家族に安心をずっと。2.jpg

建物劣化診断 この塗装はひどいな!


先日行った劣化診断時に撮影した写真です。
某大手企業が建てた賃貸アパート。

この建物は過去に1度塗替え工事を行っており、今回は2回目の塗替え工事になります。
弊社のお取引先の方にご紹介いただき拝見させていただくことになりました。

前回の塗装の状況です。
スケ1.jpg

スケ2.jpg

ちょっとタイトルにきつい言葉を使ってしまいましたが、しかしだいぶ控えめに申し上げてもひどい仕上げです。
こんな状況でもぱっと見は、離れてみればきれいに見えるかもしれません。
が、実際は写真の通り塗装が「すけすけ」の「ぬけぬけ」です。壁全体的にこんな感じです。
恐らく下塗り1回+上塗り1回(通常は上塗り2回)しか塗っていないか、もしかしたら上塗り1回塗のみの
可能性も否定できません。

因みにこれは単に見栄えの問題だけではありません。既定の塗布量が塗られていないと当然塗料の
本来の性能が発揮されず、早期のうちに塗膜が劣化して建物の保護機能が低下します。

これが我々塗装業者が一般の消費者の皆様に今一つ信用されない理由。
「ぱっと見わからないでしょ!きれいに塗ってしまえば1回でもどうせわからないって!」

いったいいつまでこんなことをやり続けるのか。なぜこの手の業者は淘汰されないのか?

同じ業界に身を置く者として、ふんまんやる方無しです。






建物劣化診断 サイディングの劣化の事例


サイディングの劣化の状況です。
北面のお風呂の窓サッシ下の部分が腐食しています。
凍害.JPG

サッシの水の切れが悪かったりシーリングが劣化してしまうと、サイディングの内側(裏側)に水分が回り込み腐食してしまいます。サイディングの内側は塗装などの防水加工が何もしていない状態ですので、表面にくらべ常に水分が浸透しやすい状態にあります。

特に日当たりが悪い北面のお風呂場の窓下は湿気がこもりやすく、水がまわったり水の切れが悪いとこのような状態になりやすいです。
対策としては水が回った原因の場所をしっかりと補修をしたうえで、サッシの水の切れが悪い場合は水切れを強制的に起こさせて壁に水が伝わらないような専用の部材を取り付ける方法があります。これなら雨垂れ汚れ防止にもなります。
tutawannpop.jpg
出典:kmewカタログより

軽度な腐食ならばシーリング材やその他の補修剤などで補修できますが、腐食がひどい場合は交換になってしまいます。

下の写真の場合は部分的に交換することになりました。
20220910_100038 - コピー.JPG



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外壁塗装 プロタイムズ 小山市