住宅塗装レポート142 小山市各所の住宅塗装工事の状況


まずはこちらは小山市内のK様邸
屋根は瓦のため、塗装はしておりません。
明るくなったと大変喜んでいただきました。
小山市K様邸.JPEG


続いてこちらも小山市内のN様邸
上下2色の塗分けになりました。
モダンでシックな感じになりました。
小山市N様邸.JPEG


こちらは現在進行中の小山市内のH様邸です。
外壁は中塗りが終わった状態ですが、すでにかなりきれいです。
小山市H様邸.jpeg


小山市内のO様邸です。
こちらも現在進行中の物件です。
ちょうどシーリングの「打替え」中です。外壁に塗る塗料の色に近い色でシールしています。
※こちらのお宅は屋根がコロニアルNEOの為、塗装ができませんので「カバー工法」で施工します。
 因みにお隣の家は10年以上前に塗装で塗り替えたそうです。当時はまだコロニアルの状態が良かったのかな?
 コロニアルNEOの塗装は弊社では推奨しておりません。
小山市O様邸.jpeg

建物劣化診断 シーリングの劣化


先日拝見したお宅です。
サイディングの板間目地のシーリング材が劣化、破断していました。
原因は目地幅又は深さ不足によるもの、事前の下塗り材の塗布が十分でなかった、或いはシーリングの3面接着などが考えられます。いずれにしても施工に何らかの問題があったという事です。
※「3面接着」に関しては別途記事を作成いたします。
シーリングの破断.JPG

当然これは塗装の際は全て撤去し新たにシーリングを施工することになります。
また、写真はありませんがこのお宅の西面の1階窓サッシの脇のシーリング材は触診診断の結果、部分的に硬化不良を起こしていることが判明しました。触ってみるとシーリング材がヌルっとして正常に固まっていません。明らかに施工不良です。お施主様にも実際に触っていただきました。「こんなところ普段は触らないからわからなかった」との事でした。硬化不良の主な原因は2液性のシーリング材の練り混ぜ不足が考えられます。

このように事前にしっかりと建物の劣化診断をすることによってのみ、適切な治療(正しい塗装工事)が可能となります。



建物の劣化診断で大切な資産である住まい・ご家族を守る!
「愛する家族に安心をずっと。」  
それが弊社の思いです。
愛する家族に安心をずっと。2.jpg

住宅塗装レポート132


現在施工中の現場です。
こちらの写真をご覧ください。
施工前の写真です。(まだ高圧水洗浄もしておりません。)
下地の鋼板表面の塗膜があちこち剥がれております。
パラペット高圧水洗浄前3.jpg

 一般的に塗膜が剥がれる原因はいくつかありますが、今回考えられる原因は「塗料選定ミス」と思われます。

 この部分の素材は鉄板ですがトタンのようなものとはちょっと違い、表面にポリ塩化ビニル樹脂をコーティングした「塩ビ鋼板」などと呼ばれているものです。
 塩ビ鋼板表面のビニール部分には可塑剤と言われる添加剤(物質を柔らかくする添加剤)が含まれております。可塑剤はその上に塗った塗料にまで染み出し、塗料が硬貨不良を起こしてしまい、長期にわたり塗装表面がベタベタした状態になってしまいます。そして埃やごみが付着し汚くなります。最終的には硬化不良を起こしているので、下地との密着性が無い為はがれてしまいます。剥がれた部分をよく見ると下塗りに一般的な金属用の錆止塗料(赤さび色に見えている部分)を使用したものと思われます。

 このような塩ビ鋼板の場合は専用の仕上塗料もしくは専用の下塗り材を選定する必要があります。

(専用仕上げ材の商品例)
軟質塩ビコートSi.pdf

(専用下塗り材の商品例)
ニッペ 塩ビゾルウレタンプライマー.pdf


このように下地の種類を事前に見極め、それと相性が良い塗料を選定しないと、どんなに良い塗料を規定量しっかり塗ったとしても結局不具合を起こしてしまいます。全く意味がありません。

弊社ではお見積もりの前に「外装劣化診断」を行っておりますが、それは単に建物の劣化状態をチェックしているだけではなく、部位ごとに素材の種類のチェックもしっかりと行っております。それで初めて適切な下地処理の方法や塗料の選定が可能になります。



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外壁塗装 プロタイムズ 小山市