建物劣化診断 サイディングの劣化の事例
- 投稿日:2022年 10月16日
- テーマ:劣化診断
サイディングの劣化の状況です。
北面のお風呂の窓サッシ下の部分が腐食しています。
サッシの水の切れが悪かったりシーリングが劣化してしまうと、サイディングの内側(裏側)に水分が回り込み腐食してしまいます。サイディングの内側は塗装などの防水加工が何もしていない状態ですので、表面にくらべ常に水分が浸透しやすい状態にあります。
特に日当たりが悪い北面のお風呂場の窓下は湿気がこもりやすく、水がまわったり水の切れが悪いとこのような状態になりやすいです。
対策としては水が回った原因の場所をしっかりと補修をしたうえで、サッシの水の切れが悪い場合は水切れを強制的に起こさせて壁に水が伝わらないような専用の部材を取り付ける方法があります。これなら雨垂れ汚れ防止にもなります。

出典:kmewカタログより
軽度な腐食ならばシーリング材やその他の補修剤などで補修できますが、腐食がひどい場合は交換になってしまいます。
下の写真の場合は部分的に交換することになりました。