住宅塗装レポート119


こちらはアパートの屋根です。
住宅ではありませんが、住宅の屋根によく見られるコロニアルの屋根です。

遮熱系の屋根下塗り塗料(白色)の塗装が終わり、乾燥後に漏水防水のタスペーサーを差し込んだところです。
アパート屋根タスペーサー設置.JPG

(タスペーサーアップ写真)
タスペーサーアップ写真.JPG

ポリカーボネート製で丈夫です。
これをコロニアルの重なり目の隙間に差し込むことで強制的に(タスペーサーの厚み分の)隙間を確保し、
塗料でコロニアルの隙間が埋まる(詰まる)のを予防します。

重なり目が塗膜で埋められてしまうと、毛細管現象で水分が逆に吸い上げられたり、瓦と瓦のつなぎ目など
から入った水分が出口を失い、そのままコロニアル下地の野地板の止め釘を伝って建物内部への浸水する場合
があります。弊社ではこのタスペーサー設置を屋根塗装の際の必須項目とさせていただいております。

漏水防水のタスペーサーの詳しい解説動画は下記メーカーの動画がお勧めです。

(動画①)㈱セイム 「タスペーサー実験ダイジェスト」
(動画②)㈱セイム 「縁切りが必要な理由」



住宅塗装レポート117 小山市その他の住宅塗装


こちらの住宅は屋根塗装完了です。

H様邸屋根塗装の様子(R3.2).JPG

因みに施工前の状況はこちら
H様邸屋根施工前の状況(R3.2).jpg




こちらは外壁塗装の様子
H様邸外壁塗装の様子(R3.2).JPG

写真ではわかりませんが、色は白です。


一般的に白(とそれに近い淡彩色)は既存下地(旧下地)の色の隠蔽性がよくなく、特に既存の色が濃い色から
白に塗り替える場合などは既定の塗り回数塗ったとしてもきれいに仕上がらない(うっすら下地の色が透けて
いるような状態)場合があります。
その場合は・・・やむを得ずもう1度塗る場合もあります。

濃い色を薄い色に塗り替える場合はご注意を。因みにその逆は問題ありません。(もちろんしっかり塗装を
するという事が大前提ですが。)

住宅塗装レポート116 小山市その他の住宅塗装


先ずは1件目。 小山市内の住宅
全体的にチョーキング現象(紫外線などによる塗膜表面の粉化)が進んでおります。
チョーキングは壁表面の塗膜が粉化し摩耗していくので耐水性が低下します。

S様邸施工前(R3.1).JPG



施工完了です。
外壁は2色塗分けです。奥の濃い色はお客様のご希望でブラックに仕上げました。
S様邸完了(R3.2).jpg


2件目 こちらも小山市内の住宅です。
破風塗装の様子
N様邸破風塗装.JPG


外壁塗装の様子
N様邸外壁塗装.jpg

毎度ですが、ブルーシートの色が反射して本当の色がよくわかりません。
後日完了写真で再度ご覧いただきたいと思います。


3件目 こちらは野木町の住宅です。
今回外壁塗装の他に樋の交換工事のご依頼もあり、既存の樋を撤去いたしました。
H様邸樋撤去1.jpg


こちらの破風板は一見木目調で木に見えますが、実は塩ビ鋼板と言って鋼板の表面に木目調の
模様の付いた塩化ビニール樹脂をコーティングしたものです。
表面を触ると少しだけ凹凸があります。
H様邸破風の状況.jpg

さて、この塩ビ鋼板ですが塗装するのには少々厄介で、塗料の選定を間違えると塩化ビニールに含まれる
「可塑剤」(塩ビシートなどに柔軟性を与えるために添加する添加剤)が塗装完了後に塗膜表面まで浮き
出てきます。

そうすると可塑剤のせいで塗装表面がカラっと乾燥せずにいつまでもべた付き、そこに汚れが付着して
すぐに真っ黒に汚れてしまいます。(ブリード現象)
そうならないようにするには塩ビ鋼板専用の塗料をここだけのために塗る必要があります。
知らずに間違った塗料を塗ってしまうと大変なことになります。

塩ビ鋼板は見た目は良いかもしれませんが、このように塗料との相性の問題やそもそも表面の塩ビシート
が経年劣化で剥がれたりするなど、メンテナンスする上でのデメリットもあります。




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