住宅塗装レポート59
- 投稿日:2017年 2月 3日
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さて、前回の続きですが、
軒天井の現状。シミができていました。
破風板は板金で巻いてあり、状況がわかりずらいのですが、よく診察すると、やはり部分的に腐食しています。
このままでは破風がボロボロに崩れてしまいます(すでにそうなり始めています)ので、ここも屋根の補修をしっかりと行ったうえで、交換します。
傷んでいると思われる部分をはがしてみたところ、このような状態でした。
かなり長い年月、水分の影響を受けていたと思われます。屋根の谷部分の雨仕舞が良くなかったようです。
他社さんで過去に一度塗装工事をされたお宅でしたが、その時は何ともなかったのかな?
とにかくこのままではいけませんので、傷んだ部分を交換します。
撤去した腐食木材
腐食部分を新しい木材に交換
破風板と軒天井ボードも交換
屋根 谷部分の不具合
防水シートを重ね張りして、
更に念のためもう一層シートを増し貼り。
コロニアルや板金を施工し直して、仕上げの塗装をし、補修工事完了です。
見えないところもしっかりと補修しないと、ただの「ペンキ塗り作業」程度の工事内容になってしまいます。
「塗装工事」は本来、ただペンキを塗ってきれいにするだけの工事ではありません。あくまでも大切なおうちを長持ちさせるために行われる工事なのです。そのためには塗装作業以外の補修工事も(補修工事こそ?)しっかり行わなければなりません。