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住宅塗装レポート130


下野市の住宅です。
屋根の棟部分の下地の木製の板を樹脂製の板に交換します。
新規の樹脂製板に交換中
屋根貫板.JPG

今回は木材ではなく、持ちの良い樹脂製の板材に交換。

ここで問題が発生!
既存の棟板金部材の「重ねシロ」がちょっとしかない部分があり、このまま同じように元に戻すことは物理的には
可能ですが、そういうことはしたくありませんのでお施主様と協議の上、しっかりと重なるように、部位によっては
新規の棟板金を施工し直すことにしました。

撤去した棟の木製の下地材
屋根既存貫板.JPG


新たに敷きなおす樹脂製の下地材
木材のように湿気や雨水で腐るような心配がなく、非常に丈夫です。
屋根新規貫板.JPG

リフォーム工事は決して多くはありませんが想定外のことが発生する場合があります。
そのような場合はその時点でしっかりとお施主様とお打ち合わせをさせていただき、一番ベストな方法を選択します。間違ってもお施主様にご相談もせず勝手に直して追加のご請求をするようなことはございません。





建物劣化診断~手抜き?


こちらは下野市内の建物屋根の状況です。
20220930_150703.JPG

棟板金の左半分だけやけに過去の塗装が劣化しています。この部分だけ1回しか
塗っていないように見えます。故意か単なる塗り忘れかはわかりませんが・・・
これだけくっきりと劣化の進行度合いに違いが出るのは、「自然に」ということは
考えにくいですので、塗装のやり方に何らかの違いがあったと考えざるを得ません。



こちらは別の建物の屋根です。
こちらは棟板金の押え釘が経年劣化で飛び出してしまっております。
これは手抜きというわけではありません。
20220930_135929.JPG

このような劣化はわりとよくある劣化症状です。
塗装の際には釘の打ち戻し又は打ち直しをした後に飛び出しにくくなるような処置をする必要があります。
※棟下地板自体が傷んでしまっていると新しい板に交換が必要になる場合がございます。

塗装工事はこのような「ひと手間」をあちこちにすることで、全体の建物の「持ち」が全然変わってきます。
お見積もりの段階などでは料金やどんな塗料を塗るかなどの項目が最重要項目となりますので、このような
地味で細かな補修作業のお話は後回しになり、あまりクローズアップされることはありません。

しかしこれはとても重要な作業です。細かな下処理を面倒がって行わないと劣化はまた再発します。
塗装して数年間はわからないかもしれませんが、施工がしっかりしていない部分は(1枚目の写真のように)必ず
長い間には塗装(建物)の「持ち」に差が出ます。

塗装工事は単なる建物表面の汚れ除去・お化粧直しではございません。

住宅塗装レポート129


小山市内 T様邸の状況

今回の外壁色は「レモン」
パラペットは「オリーブグリーン」です。
※いずれもアステックペイントの標準色です。
20220916_162731.JPG





基礎の一部のコンンクリートの表面の肌合いがよくない部分があったため、その部分はきれいに左官補修する提案を致しました。
ところが、基礎表面にすでに塗装がされており、この上に直接左官職人にモルタルをしごいてもらうことに不安があったため(密着力の問題)、まずは公共工事などでよく使用する外壁改修時によく使われている下地調整材(樹脂モルタル)をローラーがけして、更にその上に下塗材を塗布して密着力をしっかりと確保してから左官職人にモルタルしごきをしてもらうことにしました。
樹脂モルタル施工の様子
この後、下塗り材を塗って最後に表面を左官仕上げします。仕上がった写真はまた後日。
20220916_162716.JPG

20220916_162721.JPG




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外壁塗装 プロタイムズ 小山市