住宅塗装レポート67 小山市の住宅塗装

  • 投稿日:2017年 2月19日
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こちらは小山市内の住宅です。

足場を掛けたところです。
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今回は屋根の勾配が急でしたので、「屋根足場」も必要になりました。

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外壁の種類は窯業系サイディングです。
サイディング目地及び窓やドアなどのサッシュ廻りのシーリング工事も行いました。
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屋根の上の温水器は、塗装前に撤去する予定です。
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今回の屋根瓦ですが、塗装に注意が必要な「モニエル瓦」です。
この瓦に関しては、過去にブログで取り上げたかどうか忘れてしまいましたので、改めて書きたいと思います。
詳しくは、実際に工事を進めながら説明したいと思いますので、今回は概要のみ簡単に説明します。

まず、モニエル瓦はセメント瓦の一種です。似たような瓦がほかにもありますが、よく見ると見分けがつきます。
下の写真の「乾式洋瓦」のほうです。
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(出典:水谷ペイント㈱ 屋根用塗料 施工マニュアルより)

塗装上の注意点
瓦本体の上にコーティングしてある表面の「スラリー層」という着色層(工場で着色される。)は経年劣化でかなり弱くなる(はがれやすくなる)ので、この層を残したまま塗装をすると、この層もろとも塗料がはがれます。どんなに良い塗料を塗っても下地がグズグズならば簡単に剥がれます。

正しい塗装方法
塗装前の高圧水洗浄などで、とにかくこの弱い表面の「スラリー層」をきれいに取り除きます。ここが最大のポイントです。
そのうえで、モニエル瓦に適した塗装仕様でしっかりと塗装をします。(スラリー層が除去された瓦表面はかなりパサついていますので、特に下塗りはモニエル瓦に適した下塗り材を、屋根を流れ落ちるくらいにたっぷり塗ります。少量しか塗らないと、せっかく塗った下塗り材が瓦本体に染み込んで吸われてしまいます。これも後々塗替え塗膜のはがれの原因になります。)

ほとんどの塗装業者さんはこのようなことは理解していると思いますが、念のためお住いがモニエル瓦で塗り替えをご検討中の方は見積もりを取った業者さんにモニエル瓦はどんな塗料でどんな施工をするのかよく確認してみて下さい。



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