住宅塗装レポート79 野木町の住宅塗装
- 投稿日:2017年 4月 3日
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さてこちらは野木町の住宅です。
傷んだ幕板はすでに新品が取付済みです。
既存も新規も幕板の上面には漏水防止の為にシーリングをたっぷりしかも水がたまりにくいように三角に施工いたしました。
ちなみに今回のこのお宅は、軒天井がかなり痛んでいましたので、すべて新しく貼り替えています。
撤去後傷んだ部分は下地から作り直して、(補強して)新しくケイカル板を貼りなおしました。
余談ですが・・
前回幕板は表面だけ茶色に塗られていました。こんな感じでした。
理由は・・・・・おそらく、というか間違いなく、その方が塗るのが「楽ちんだし早い」からです。
なにせ壁と同じ色(しかも同じ材料)で塗りこむだけですので。
でも、こんな感じで塗ると幕板の立体感がなく、薄っぺらい感じの仕上がりになってしまいます。
ちょっとしたことですが、はっきり言って業者にとっては手間の省きどころです。
弊社ではいつもこのように塗ります。これならば、立体感もあり、アクセントとしての幕板の存在感も出ます。もちろん壁は壁材、幕板は壁と別の幕板の部材に適した塗料を使用致します。正直、上のやり方と比べると倍以上めちゃくちゃ手間がかかりまが、その方がずっと長持ちしますし、見た目もすごくかっこよくなります。
こういうことはあまり気にならないですか?もしかしたらこんな細かい事はどうでもいいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんしそれを否定するつもりはございません。ただ私はすご~く気になります。もしかしたら職業病なのかもしれません。
住宅塗装はいつも品質が重要ということを主張していますがそれと同様に、見た目や仕上がり具合ももちろん大切であると考えています。「お客様の目につく部分だけきれい風、丁寧風」ではなくて本当にきれいに、丁寧に仕上げることは結局は塗装の「品質」にもつながっていくのだと思います。
そして、そのことは私だけでなく弊社の現場の職人全員がしっかりと意識しながら仕事をしています。実際に作業する人間が塗装工事を単なる「塗る作業」としてとらえるのか、「長持ちキレイ」の為の仕事としてとらえるのか、この意識持ち方の差は結果に大きな違いをもたらします。もちろん後者の職人の方が圧倒的に良い仕事をします。